ビュイック リヴィエラ Corgi社

 今月(2025.9)のカーグラフィック カレンダー(永島譲二氏イラスト)は ビュイック リヴィエラ(1963-65)。アメリカ車がもっとも輝いていた60年代のなかでもグッドデザインではないだろうか。

 このリヴィエラは所有している。例によって 1/43 ミニカーだ。小学生の頃のバースデープレゼントか Xmasプレゼントだ。クルーザーをけん引する凝ったもので、箱を探したら出てきた。CORGIのギフトセットNo.31.。普段は飾っていないが 海辺の簡単なジオラマづくりになっていて、水上スキーをする女性のフィギュアも。せっかくなので写真を。

 もう一つ、このミニカーが凝っているのは、フロント・リアのライトが光ること。リアガラスに当てるとフロントライト、フロンドガラスに当てるとリアランプが光る。子供のころは感激して よく遊んだことを思い出す。

 箱の水彩(?)画も、なかなか味がある。60年代のアメリカの生活感は、当時の日本とはまったく違うし、クルマの伸びやかなデザインも、ヨーロッパ車とくらべても独特の世界だった。子供のころのクルマへの憧れの入口は、間違いなくアメリカ車だった。

 この掲載記事(CG 2024.9  駄車・名車・古車)のイラストページを読むと、リヴィエラの歴史が初代から最終8代まで紹介されており、永島さんは6代目が「ヒジョーに好き」と書かれている。そうかこの第6代リヴィエラには縁がある。

 むかし学生のころ男4人で32日間、アメリカ・カナダをクルマで周ったときレンタカーで借りたクルマだ。4人+荷物もあるので4ドアセダンを予約したのに、妙にシャレた?2ドアクーペ。乗り降りの度にフロントシート倒すのか、と思ったが下手な英語で交渉してもなんとなく押し切られてそのままに。

 やたらパワーはあったが、ハンドルはクニャクニャ。デザインはネオクラッシックな味付けで、イメージとしてはアメリカのミドルのカップルが少し気のきいたレストランに乗りつける という感じだろうか。なんとFFということも後でわかる。安全対策のビッグバンパー、公害対策、等々、良き時代の悩み無き?アメ車も、難しい時代へ。

 旅の途中、仲間がスピード違反で捕まったり、モーテルで朝、クルマが盗まれていたが、警察に届けにいくとモーテルの主人から「出てきた」と伝えられたり、いつも珍道中の中心だった。

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